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2018.01.17  キャリア講座 

キャリア講座・特別編「医師として伝えたいこと」

平成29年12月22日(金)1,2限目、社会福祉法人四天王寺福祉事業団 富田林障害児者医療福祉センター 四天王寺和らぎ苑 施設長 塩川智司(しおかわ ちずか)先生を講師にお招きし、中学三年生と保護者を対象にキャリア講座・特別編「医師として伝えたいこと」を実施しました。

 

 

 

『病気を治す医療』から『支える医療』へ

講師の塩川先生は、大阪市立大学医学部をご卒業後、同大学第二外科で勤務され、その後平成9年から淀川キリスト教病院において小児外科・新生児医療や救急医療に携わり、また小児外科医として発展途上国への海外医療協力にも参加されました。

 

写真中央、執刀医は塩川先生です。

 

平成23年から大阪発達総合医療センター、平成28年より富田林障害児者医療福祉センターに赴任され、それまでの『病気を治す医療』から『支える医療』を自らの使命として、障がい児への医療を志されました。

 

障がいを持つこどもたちへの医療現場で、『輝く命』を支えておられる塩川先生からのメッセージ、聴講された方々の胸に熱く響いたのではないでしょうか。

 

 

聴講後、生徒から寄せられた感想の一部をご紹介します。

 

 

【塩川先生のお話を聞いて】

 

・「病気を治す医療」から「支える医療」へという言葉を聞いて感銘を受けました。私も将来、人の痛みに寄り添い、自分の持っている技術で何かを支え、何かに貢献できるような大人になりたいと思います。

 

・医者は、患部のみならず患者が負ってしまった心の傷を考えて、コミュニケーションをとっていかねばならないということを知りました。

 

・最も印象に残ったのは「貧しい国の人々には私たち以上の笑顔があった」と話されたことです。どれだけ過酷な場所でも、現地の人々のために尽くす姿に感動しました。

 

・先生のお話を聞いて以来、気づくこと、感じること、感動すること、行動すること、応えることを意識しようと思いました。本当に慈悲という言葉の意味を考えさせられる講演でした。心が洗われました。

 

・ずっと興味を持っていた小児科について詳しいお話をして頂き、とても勉強になりました。本当に大変な仕事だということがわかりましたが、その上で小児科を目指したいという気持ちがより大きくなりました。