社会に貢献できる人材を輩出する
学校法人 四天王寺学園の教育への「想い」
四天王寺学園は、聖徳太子が帰依された仏教の
精神
を建学の精神としています。聖徳太子は、四天王寺(敬田院)を創建された際に、同時に施薬院、療病院、悲田院を設置し、四箇院とされ、それらは、現在でいうところの寺院、学校、薬局、病院、社会福祉施設の機能を備えていました。当時、薬が無い、怪我や病気を治す場所が無い、困窮などで苦しむ人を支える場所が無いという社会問題があり、四箇院は、それらを解決するための事業となりました。寺院である敬田院で人材を育成し、他の三院において、仏教の重要な教えである慈悲行を実践することにより、人々の苦しみを取り除き、安楽を与え、聖徳太子が希求された、人々が平和で幸せに暮らせる国創りの一翼を担いました。
1400年以上経た現在でも、様々な社会問題が存在します。聖徳太子の「想い」、敬田院の事業を受け継いだ本学園は、仏教教育により、生徒に、互いの個性を尊重しつつ、調和できる「和の
精神
」、自身を利するとともに他者をも利する「利他の
精神
」を涵養し、人格を高めることを目指しています。また、授業や行事などの教育活動を通じて、高い志を持ち、高度な知識・技能を身につけ、社会問題の解決に貢献できる人材を育成しています。
現在、国内では、経済の停滞や格差の拡大、少子高齢化とそれに伴う労働人口の減少、科学技術の急激な進展による弊害など、国外では、戦争・紛争、貧困など、また国内外を問わず、人種差別、性差別、資源の枯渇、温暖化などの気候変動、食糧危機など様々な社会問題が存在します。
生徒の皆さんが社会に出られた時にはどのような社会になっているのでしょう。
どのような社会問題があるのでしょう。
どのようなことで困っている人がいるのでしょう。
今後も四天王寺学園は、予測のつかない未来社会を見据え、その社会に適応するための「力」をつけ、困っている人に寄り添い、社会問題に気づき、周りの人々と協力・協調しながら、その解決策を創造し、最後までやり抜く人材を育成・輩出してまいります。是非、聖徳太子の「想い」を受け継いで頂ける生徒の皆様のご入学をお待ちしています。
スクール・ミッション
・聖徳太子が仏教に帰依し、設置された敬田院の精神を礎とした建学の精神と学園訓を受け継ぎ、円満にして慈悲深い女性を育成します。
・将来希望した世界で活躍するための知識・技能を身に付け、社会に貢献できる女性を育成します。
スクール・ポリシー
グラデュエーション・ポリシー
・仏教教育により人格を高め、常に感謝を忘れることなく、誠実であり、かつ礼儀、健康を重んじることができる信念ある女性を育成します。
・教科学習や学校行事、課外活動等により、学力の三要素はもちろんのこと、その他社会に必要とされる力を身に付け、多様性を理解した上で社会問題に気づき、他者と協力しながら解決方法を創造し、最後までやり抜くことができる女性を育成します。
カリキュラム・ポリシー
・「和の精神」「利他の精神」を育て、豊かな人間性を修得するために、仏教教育や教養教育を加えた教育課程を編成します。
・授業・講義を必修・選択・希望の科目に分け、教科指導、演習、実習等を組み合わせた教育課程を編成し、女子に適した丁寧な学習指導を実施した上で、その効果を厳正に評価します。
アドミッション・ポリシー
・本校が掲げるスクール・ミッションの理解に努め、仏教教育に真摯な態度で取り組める女子児童・生徒を受け入れます。
・確かな基礎学力と主体的に学ぶ姿勢を持ち、努力を惜しまず取り組むことができる女子児童・生徒を受け入れます。
育てたい人物像
予測のつかない未来社会を見据え、その社会に適応するための「力」をつけ、困っている人に寄り添い、社会問題に気づき、周りの人々と協力・協調しながら、その解決策を創造し、最後までやり抜くことができる女性。
将来希望した世界で活躍するための高い学力を身につけ、難関大学進学へ。合格を可能とするのは、子どもが自信をもって挑戦できる、自己表現と個性を尊重してくれる環境があるから。それは、仏教精神を礎に心の教育をもとにした女子教育の実践という100年変わらない教育方針の賜物。女性が自らの個性を強さに変え、可能性を追求できる場所がここにはあります。