中学校のご案内中学校のご案内

基本方針

中学校・高等学校の6年間は人生を決定すると言っても過言ではない、人間形成においてもっとも大切な期間です。
心身の著しい成長期に自分の特性を見極め、持っている能力を惜しみなく磨くことで学力のみならず、人間的にも大きく飛躍する時期でもあります。
この重要な時期に本校では建学の精神に基づき「知性・感性・和の心」が育まれる調和のとれた教育を心がけています。
そのため特定の教科、科目に偏ることなく全教科が同じように大切にされ、バランスのとれた学習により人間的な幅を広げます。
女性のもつ特性を伸長させ、様々なことに取り組むことによって得た自信が、自分を見失わず信念を持って社会に貢献できる、グロ ーバル社会をリードする女性に必要なしなやかな強さを身につけさせると考えます。

コース編成

英数Sコース
最難関国公立大学文系・理系、海外大学を目指すコース。高い学力と豊かな人間性、主体性を身につけた国際人を志します。

コース名にある「S」は、21世紀型教育のスティーム(STEAM:Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematics)の頭文字です。医志コースで作り上げてきたプログラムを、医志コースと同等のレベルのまま非医歯薬系大学・学部を目指す生徒のために再編し、高1までは文理混合のクラス編成のもと、「教科を越えた力」を育みます。英語については、イギリス・チェルトナム女子校でのイギリス語学研修をはじめとする国内外の多彩な体験型学習プログラムを充実します。英語力とともに、幅広い国際教養を身につけることを目指します。また、文系理系に関わらず、国語を中心にすべての教科の土台となる読解力を磨き、数学を通して論理的に物事を考え理解できる力を養成します。インプットだけではなくアウトプットにも力を入れることで、コミュニケーション能力を身につけ、自分の言葉でしっかりと発言できる人物を育てていきます。

英数コース
最難関国公立大学文系・理系への進学を目指すコース。6年間の全人教育を礎に、社会の多様なリーダーを志します。

学習の土台をしっかりと築くことを目的とし、創立以来の女子教育のノウハウを活かした「女子に合った指導」を徹底します。授業では、「きちんと理解してから次のステップへ進む」という女子の特性を踏まえたスタイルを実践。進度だけにこだわることなく、一つひとつの問題に丁寧に取り組み、地に足のついた学習を積み重ねていきます。
また、個々の理解度に応じてきめ細かなフォローをするための体制を整えていることも、このコースの大きな特徴の一つ。本校の伝統である各種テストの「間違い直しノート」の提出で、知識を確実に定着させます。学びたい時に自由に使えるスペース、わからないところがあればすぐに質問できる環境を確保。一人ひとりに寄り添うことで基礎力を高め、最難関国公立大学に進学するための実力を着実に身につけます。

医志コース
ハイレベルな「学びの質と量」で、国内外の最難関医歯薬系大学・学部を目指すコース。強い使命感、高い倫理観を備えた医療者を志します。

本コースの特徴は、医療者を志す上での重要な基盤として、国内外の医歯薬系大学・学部の入試を突破する実力だけにとどまらず、大学進学後も厳しく真摯に学び続ける能力を培うことを目標としている点にあります。志の基盤を築くための取り組みとして、仏教教育や知的・教養的でアクティブな講座を充実。中でも、コース開設以来積み重ねてきた経験を踏まえ、放課後講座やハイブリッド型の英語カリキュラム(海外の学生を招いた校内研修・AIを活用した英語学習など)のさらなる充実を図りながら、大学での高度な研究に耐えうる人材の育成を目指していきます。時代が変わっても、「知識を十分に蓄え、知性を磨くことこそが真の教育である」という確信が揺らぐことはありません。6年間を通して高いレベルの「学びの質と量」を確保し、生徒たちに日々努力を続けさせることにより、強い使命感と高い倫理観を備えた医療者となるための志・知識・学力・教養の確立を目指します。

文化・スポーツコース
世界を目標に見据えたアスリート&アーティストへ。それぞれの資質・能力が最大限に発揮できる教育環境を整えます。

このコースは小学校で芽吹いた文化・スポーツ各分野で才能ある児童を、中学校時代にさらに「蕾つぼみ」へと膨らませ、その後、四天王寺高等学校の「スポーツ・芸術コース」と連携して、将来それぞれの分野で「大輪の花」として開花させる事を目的に誕生したコースとなります。したがって、本校中学の他のコースのように、国公立の有名大学や私立の入学難関大学・学部への進学を前提とするコースではありません。

※このコースは、その設置趣旨から、英数Sコース、英数コース、医志コースとは、内容も教育課程の時間数も異なるため、中学在学時及び高校進学時も含め、他のコースへの変更は出来ません。

教育課程

基礎学力の定着から最難関国公立大学合格を目指すカリキュラム

中高6カ年を一つの流れとして、中学では週36時間の中で、5教科中心に授業時数を配分し、基礎的な学力の定着を図ります。高校では中学での学習を土台として、週36~37時間の授業を行っています。各コースとも、高校2年から大学受験に対応した幅広い選択科目を設定し、少人数による授業を展開することで、効率よい学力の向上を図っています。

四天王寺中学校 授業時数(週あたり)

英数Sコース、英数コース、医志コース、文化・スポーツコース

  一年 二年 三年
英数S
英数
医志
文化
スポーツ
英数S
英数
医志
文化
スポーツ
英数S
英数
医志
文化
スポーツ
仏教 1 1 1 1 1 1
国語 5 5 5 4 6 5
社会 4 4 4 4 5 5
数学 6 5 6 6 6 5
理科 4 4 4 4 4 4
英語 7 6 7 6 6 6
探究 1 1 1 1 1 1
その他 8 8 8 8 7 7
合計 36 34 36 34 36 34

*カリキュラム・授業時数は諸事情により変更する場合があります。
*毎月第4土曜日を休業日とし、その授業は月曜日第7時限目に振り替え実施しています。

生徒モバイルPC(Surface Go3)による最先端の
ICT教育導入“あたらしい教育”

本校では、変わりゆく教育環境に対応すべく、生徒モバイルPC(Surface Go3)を導入しております。無線接続が可能なWi-Fi環境を全教室に整備、また、電子黒板機能付プロジェクターも全教室に導入しており、生徒モバイルPCとリンクした新しい授業を展開しております。本校では、新型コロナウイルスの影響により自粛を余儀なくされた期間も、Zoomによるオンライン授業や、駿台映像講座サテネット21(学習補助教材)の導入、ロイロノートによる教材配信や課題提出など、学びを止めない授業を実施、現在でもよりハイレベルな学びをスムーズに展開しております。また、教育活動に有効活用できる様々な教育支援ソフトも導入し、生徒・保護者・先生間のコミュニケーションや、生徒の皆さんが自ら進んで学び、考え、課題を解決し、創造していく「真の学力」を育む学習指導を行っております。